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人間とは何か、をサルに学ぶ

人間科学部/人間科学研究科は、「人間とは、何か」をさまざまな視点から探究し、社会の諸問題の解決などに向けて、新しい知の世界を切り拓いていく人材を育成すべく、ユニークな教育研究活動を展開しています。人間科学を冠する学部は多くありますが、サルからヒトの理解に挑戦する研究室を持っている大学は数多くありません。本研究室では、学部から実際にサル類を用いて研究できます (します!!)。

​教育課程

生物人類学研究分野は、サル類を研究対象にしている霊長類学や人類進化学、生体機構学(バイオメカニクス)、動物行動学、脳神経科学などの研究分野と密に連携しながら、「人間とは何か」を生物学的な視点から学んでいきます。

学部

1年生後期

2年生後期

行動学概論:行動学系での研究を概説しています。

​生物人類学:ヒトの生物学特性がどのようにして進化してきたのかについて、進化の隣人たる霊長類の生物学的特性を解説した上で、サル類との比較からヒトの特徴と進化的背景を解説します。

 

実験実習I:行動学系での研究に関する実習を行います。

3年生前期

行動形態学:行動を実現する身体運動のメカニズムについて講義します。歩行、発声、手の操作、温度環境への適応などについて、生体工学や運動生理学、代謝、神経制御などの観点から解説します。

 

実験実習Ⅱ:基礎的な知識と技術を体得します。⾻格標本を⽤いた形

態学実習や、液浸標本を⽤いた解剖実習を⾏って、知識を深めます。

コンピュータ上で進める最新のバーチャル解剖も⾏います。

​行動形態学演習:骨学や身体形態に関する英語の教科書を輪読して、生物人類学の論文を読みこなせるようにします。

3年生後期

実験実習Ⅲ: テナガザルやニホンザルを使って、実際の運動や⾳声を

計測して、解析する⼿法を習熟します。ここでは、教員が⾏なってい

る研究の補助を通じて、サル類の取り扱いを習熟します。⽇本で、学

部で⽣きたサル類をしっかり取り扱えるのは⼈科くらいです。

生物人類学演習:人類や霊長類の進化に関する英語の教科書を輪読して、基礎的知識を固めつつ、卒業研究のテーマを探っていきます。

4年生

卒業演習・卒業研究:各⾃の研究テーマを定めて実験を開始します。

定期的に研究室メンバーが集まって、各⾃の研究の進捗状況を報告し

て、実験をどう進めるかを検討します。学会発表にチャレンジするこ

ともあります。また、来訪者の最新の研究発表も⾏われます。

大学院

学生の自主的な研究活動を重視しています。⽣物⼈類学の研究テーマは幅広く、基礎研究から応⽤までさまざまです。ですから、各⾃が興味を持った研究テーマがあれば、研究室にある研究機器や設備を使って、ぜひそれに挑戦してもらいたいと思っています。実際にどのような実験を⾏えば⽬的を達成できるのか、途中の軌道修正も含めて、教員も⼀緒に勉強しながら進めています。また、研究室の幅広いネットワークを活かして、⼈科や阪⼤の外の研究者と、外部の研究機関で実験や解析を⾏ったりもします。

修士課程

(博士前期課程)

生物人類学特定研究I・II、特定演習I・II、特講I

研究計画を立案し、実験を実施し、データを解析して、英文の学術論文にまとめるまでの一連の作業を習得します。論文投稿に至るまで、教員も学び、迷い、苦悶し、英文と格闘します。初めての論文を投稿するときは、疲れ果てて、感慨耽ることもありません。

教員も一緒に疲れ果てます。

​博士後期課程

生物人類学特別研究I・II、特別演習I・II

修士課程で身につけた技能をもとに、独自のテーマ、独自のアプローチ、独自のアイデアを駆使して、インバクトの高い研究を展開しましょう。英文だけでなく、教員とも格闘しながら、自らの力を振り絞って論文を仕上げていきます。晴れて投稿するときには、可愛い我が子を旅に出すような気分に浸れます。論文をいっぱい書きましょう。

教員はサポートします。

こんなことができる

​本研究室は、世界最大級のサル類の運動実験施設や、先端的な運動・形態・組織解析設備を整えています。

最近の卒論、学位論文等

学位
年度
著者
論文
博士
2024
藤原 峻宇
ヒトおよびテナガザルにおける樹上二足運動の分析から探る人類の直立二足歩行の進化
博士
2022
設樂 哲弥
ニホンザル中殿筋の機能変化から探る萌芽的二足歩行の獲得機序
博士
2014
後藤 遼佑
霊長類の足関節力学的機構に関する機能形態学的研究
修士
2022
安富 祐人
ヒト、テナガザル、ニホンザル二足歩行時の矢状面内における体幹運動の比較
修士
2021
藤原 峻宇
傾斜支持基体でのシロテテナガザル二足歩行と運動選択の関係性
修士
2020
原田 優
霊長類の発声に関連する身体運動の役割についての分析的研究
修士
2019
設樂 哲弥
ニホンザルの樹上適応における股関節運動の機能的意義
学士
2023
有竹 環
ニホンザル樹上四足歩行における支持基体に働くトルクの力学解析
学士
2019
一之瀬 ゆりあ
ラクロスで使用するクロスを用いた投球動作の運動解析
学士
2018
大坪 一眞
シロテテナガザルの二足歩行と木登りにおける脊柱起立筋の活動
学士
2018
原田 優
ニホンザルにおける吸入麻酔時のバイタルサインの経過
学士
2018
佐藤 太一
荷物運搬様式による歩行動作の変化について
学士
2018
長田 彩夏
霊長類三種における手部運動制御に関する筋の相対重量比較
学士
2017
設樂 哲弥
霊長類三種における股関節筋の機能形態学的研究
学士
2017
木下 勇貴
ヒト、シロテテナガザル、ニホンザル歩行時の体幹回旋角度の比較
学士
2016
長谷川 愛
ヒトとニホンザルの顔面形態の個体差
学士
2015
奥村 泉
ニホンザルにおける傾斜した支持基体上での歩行時の頭頸部動態
学士
2015
原田 加奈子
上肢筋活動からみた筆記具把持方法の比較
学士
2013
平川 菜央
アキレス腱の長さとランニングエコノミーの関係
学士
2013
藤原 英大
投槍器の有用性に関して

進学先、就職先

生物人類学研究分野は、大学院に進学して、研究者になる人が多いのが特徴です。

各⾃の個性や興味を伸ばすことを第⼀に考えていますので、卒業研究を進めれば進めるほど、興味が深まって沼にハマるんでしょう。進学先や研究職先は、⼈科での経験を活かして、多岐の分野にわたっています。

 

大学院:

(学内)⼈間科学、医学系、国際公共政策、⽂学

(学外)京都⼤学理学研究科、⼤阪市⽴⼤学医学研究科、東京⼯業⼤学⽣命理⼯学研究科、奈良先端科学技術⼤学院⼤学バイオサイエンス研究科、筑波⼤学⼈間総合科学研究科など

 

研究職:

⼤阪⼤学、京都⼤学、名古屋⼤学、⼭⼝⼤学、秋⽥⼤学、北⾥⼤学、関⻄医科⼤学、聖マリアンナ医科⼤学など

卒業生は多様な方面で活躍しています。運動⽤具メーカーやマスコミ、公務員、交通インフラ、システムエンジニアなど、卒業研究で培った課題設定能⼒やその解決能⼒・姿勢が⽣かされています。

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565-0871 大阪府吹田市山田丘1-2   大阪大学大学院人間科学研究科

© 2025 by Biological Anthropology Lab., The University of Osaka

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