
第78回日本人類学会大会を、10月12日から14日にかけて、大阪・梅田スカイビルにて開催しました。当研究室の俣野彰三名誉教授が名誉大会長を、中野良彦准教授が大会長を務め、研究室メンバーやOB総出で運営を担いました。コロナが本格的に明けての対面開催で、多くの会員が参加くださったおかげで、大変盛り上がりました。
また、最終日午後には、大阪大学中之島センターにて、一般公開シンポジウム「「分野横断的な研究手法から探る、近世大坂都市住民の生活・病気・死」を開催し、大阪市文化財協会が2019・2020年度に発掘した大阪市北区の大深町遺跡に関する最新の研究成果や現況について発表がありました。多くの方々に参加いただきました。
当研究室からも多くの発表がありました。
ヒト・テナガザルのポール上二足歩行から推定する初期人類の樹上二足歩行
藤原崚宇、設樂哲弥、伊藤幸太、有竹環、中野良彦
筋作用から考えるヒト中殿筋の二足ロコモーションへの最適化: ヒトに四足歩行をさせてみると?
設樂哲弥、平崎鋭矢、時田幸之輔、中野良彦
マカクにおける嚥下運動に関する実験的研究ついて
西村剛、宮地重弘、兼子明久、畑中伸彦
ヒト、ニホンザル二足歩行時の矢状面内における体幹内部の協調性の比較
安富祐人、設樂哲弥、中野良彦
時間周波数解析を用いたシロテテナガザル脊柱起立筋活動のロコモーション比較
岡健司、後藤遼佑、中野良彦
脳函エンドキャスト形態の統計的解析から迫るキツネザル類の適応放散
豊田直人、西村剛
類人猿、オナガザル科、クモザル科における第3-5頚椎の比較形態分析
菊池泰弘、西村剛、荻原直道
皆様のおかげをもちまして、第78回日本人類学会大会は無事終了いたしました。多数の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
第78回日本人類学会大会のホームページは、こちら。