生物人類学の教科書を分担執筆しました。
- 剛 西村
- 3月24日
- 読了時間: 1分

4月に昭和堂から出版される生物人類学の教科書である「3STEPシリーズ 自然人類学」の中で、西村教授が「言語」を担当しました。
人類進化にかかるさなざまなトピックを取り上げていて、大学に入学したばかりの初学生向けの入門書として編纂されています。専門用語は可能な限り少なくするという方針のもと執筆にあたっていますので、一般の読み物としても十分楽しんでいただけるものと思います。
私(西村)の初稿は、出版社から、専門家向きの文章のようで、この本の趣旨を全く理解していないと、全面的な書き直しを命ぜられました。というくらい、入門書として仕上がっています。
各章は、読み切りとなっているので、どこから読み始めても、読み物として楽しんでいただけると思います。

ちなみに、「自然人類学」(Physical Anthropology)と「生物人類学」(Biological Anthropology)は、ほぼ同義です。生物学的特性に注目して人類を研究する学問領域で、文化的側面に注目する文化人類学と対照されます。英語圏では、Biological Anthropologyを使う傾向が強くなってきています。