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テングザルの音声論文が出ました

  • nishimuratakeshihu
  • 2025年9月4日
  • 読了時間: 2分

西村教授と、立命館大学理工学研究科の徳田功教授、京都大学野生動物研究センターの松田一希教授らの研究グループは、よこはま動物園ズーラシアと共同で、東南アジアの熱帯雨林に生息するテングザルのオスが、天狗のような大きな鼻を通じて発する声を使って、個体認証している可能性があることを発見しました。論文が、英国王立協会誌Journal of The Royal Society Interfaceで公開されました。


京都大学・松田一希教授提供
京都大学・松田一希教授提供

阪大、立命館大、京大の三大学共同でのプレスリリースをしました。仲良し感が出て上々です。たた、公開がお盆の真っ最中の8月13日で、大学も報道機関もお休み中。日本の事情なんてお構いなしの公開日設定でした。


2016年に、この研究の試料元となるテングザルのCT撮像をしました。それから、鼻の形状データを元に、あれやこれや実験や計算シミュレーションの試行錯誤を経て、やっと論文としてまとめることができました。


サルに限らず、さまざまな動物において、声の高さは、それを発する個体の体の大きさとよく相関していることから、相手の体の大きさを識別する手がかりとして使われているのではないかということは、さまざま研究で触れられてきました。私たちの研究では、テングザルのオスは、その独特な鼻を使って、声の高低だけでなく、声の個性も発揮しているしてるのではないかと主張しています。


私たちは、計算シミュレーションを用いました。動物の声や行動の観察からは、なかなか声の個性を示したり、動物自身が個性を認知していることを示すデータを集めるのは難しいです。そのような場合、このようなシミュレーション研究は有用です。こうして可能性が示されることで、次は、新たな観察手法を工夫して、リアルなデータの収集へとつながるかもしれません。


詳しくは、以下をご覧ください。

人間科学研究科広報: https://www.hus.osaka-u.ac.jp/ja/news/250827/



 
 

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